つらつら日記

読んだ本の感想をつらつら書いていきます。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。を読んだ。

 

 

 

 この本を読んで印象に残った部分は、

 

どうして、東京に人が集まるのでしょうか?
どうして、みなさんは都会にやってきたんでしょうか?
それは、東京にはまだ見ぬ可能性があると思ったからではないでしょうか?
これまでは可能性を求めた時、場所として選ぶのが東京であり大阪だったかもしれない。しかし、これからの時代は、中国やシンガポール、インドやトルコ、アメリカやブラジルといった国を自由に選択していける時代に変わってきている。

 

 

思考に”日本”というバイアスがかかっていたことに気付かされた。やりたいことがあるなら世界の中で最適地をみつけて挑戦できる。

 

今の日本は、僕らの世代が何かしてきたことの成果なのだろうか?僕らが汗水垂らして働いて、創りあげてきたモノなのだろうか?
違う。僕らの世代はまだ何もしていない。これらはすべて、僕らの祖父の世代や、親の世代が汗水垂らして築き上げてきたモノなんだ。僕らはそのめぐまれた恩恵の中で育ってきた。いわば、ずっとご飯を食べさせてもらって育ってきたようなものだ。大人になり、社会に出て、いっぱしの給料をもらうようになった今でも、だ。
だから、日本人として生まれ、日本社会に育ててもらってきたことを忘れずに、これからはちゃんと「お勘定」を払おうじゃないか。世界に飛び出し、「日本なんかどうでもいい」と思うのは、ただの「食い逃げ泥棒」だと僕は思う。自分が食べてきた分はちゃんと支払う、還す。この世界のどこにいても、その気持ちだけはわすれてはいけないんだ。

 

 著者は海外に出て挑戦する面白さを語る一方、医食住にほとんど困ることがない日本という環境を次の世代にも引き継ぐべきだと述べている。

 

 

海外志向のある人もない人も一読する価値のある本である。

 

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。