この部屋から東京タワーは永遠に見えない
- 3年4組のみんなへ
贈る言葉の形式で、先生が自分の過去を振り返り、よくある、しかし、物語で語られることのない現実の歩みについて振り返る。
先生は最終的に現実を受け入れ、自分を納得させ、それでも生きていく決意を固める。
こんな景色の田舎で同じような感情を抱いていた学生時代が思い出される。
他の人と自分は違うのだと思いたいが、現実がお前は多数の中の一人であることを嫌でも伝えてくる。
少なくても、親の世代から一歩でも前に進むことができたのか自問することが増えた。